スーパーロボットとリアルロボット
スーパーロボットに出てくるロボットは、大きく分けるとスーパーロボットとリアルロボットの２つに分かれます。その違いはスーパーロボットはその強固なボディで敵の攻撃全てを弾き返して相手に近づき必殺の一撃を与えるのに対し、リアルロボットは俊敏な動きで相手の攻撃全てをかわしつつ遠くから無数の攻撃を浴びせる戦い方をします。
具体的に言及すると、まずスーパーロボットは装甲が高く、そのパイロットは乗っているユニット（ロボット）装甲が１ターンの間２倍になる「鉄壁」や、同じく１ターンの間攻撃が必ずあたるようになる「必中」などの精神コマンドを使います。そしてリアルロボットは運動性が高く、そのパイロットは命中と回避にボーナスがつく「集中」や、次の敵の攻撃が必ずかわせるようになる「ひらめき」などの精神コマンドを使います。（他にもスーパーロボットは序盤に強くリアルロボットは後半強いとか、スーパーロボットはユニットが強くリアルロボットはパイロットが強い、他の特徴もあります）
スーパーロボット大戦シリーズ共通の戦略として「それぞれの長所を伸ばして戦っていくと良い」というのがあるので（ただしプレステのαは例外らしい）、まずはあなたが使いたいロボットがどちらに属するか考えることが勝利への第一歩です。
さっそく長所を伸ばしてみる
そのユニットの長所を伸ばす方法が改造と強化パーツです。
まず改造ですが能力値の改造は単純、スーパーロボットは装甲を、リアルロボットは運動性をまず優先して上げて行きます。そしてそのユニットがエネルギーを沢山消費するようならＥＮを、ユニットがパイロットの動きについて来れなくなったようなら限界を、と他に必要な能力を上げて、まだ資金があまっているようならスーパーは運動性を、リアルは装甲を上げます。ＨＰに関しては「実際に敵と戦ってみる」の項に当てはまることになら無い限り上げる必要はありません。
次に武器の改造ですがこれも単純、一番使う武器をまず強化していきます。ただそれだけだと全て状況に対応できなくなることがあるので補助用ににもう一つほど武器を強化するのも有効です。そのときは「主力武器はＥＮを沢山使うから、補助武器は無限に使える武器にしよう」とか「主力武器はなかなか当たらないから、補助武器は命中率が良いものにしよう」というようにお互いの弱点を補うようにすると良いでしょう。
最後に強化パーツについてですが、まず主力ユニットを優先して長所を伸ばすように装備させます。そして余った強化パーツを使って補助ユニットに弱点を補うようにつけるのが妥当です。
実際に敵と戦ってみる
有利に戦闘を進めるためには敵の考えていることを知るのが先決です。具体的には、コンピュータは攻撃可能な範囲にいるユニットの中で一番ＨＰが低くなっているものを集中的に狙う性質があるので、それを利用して戦略を組み立てていきます。
それを踏まえると、スーパーロボット大戦で理想的な戦い方は「強いユニットに敵の攻撃を集中させる」ということになります。さらにその考えを押し進めれば「強いユニットに敵の攻撃を集中させて、それに対しての反撃で敵を倒してく」というのが早解きの一番の方法ということになります。希にプレイヤーのターンのみで敵を全滅させようとする人がいますがそれは非常にもったいない話で、極論を加えて言えば「プレーヤーのターンは、敵ターンでの反撃で相手倒すために見方を布陣する時間」と考えるべきです。
具体的にはまず補助ユニットなどの非主力ユニットのＨＰを、改造や強化パーツで最初から上げておくことから始まります。そして主力ユニットがスーパー系なら鉄壁や必中をかけて、リアル系なら集中をかけて主力ユニットを敵中に放り込みます。なおこの方法だとＨＰが最初から高く手順が多いスーパー系が一見不利な気がしますが、スーパー系は敵の攻撃を毎回受けているので気力がどんどん上がっていきます。気力はユニットの攻撃力や防御力そして武器の使用制限に大きく関わるものなので、気力が大きく上昇できるスーパー系がリアル系に劣っているとは言えないでしょう。
気力について
ちなみに気力は以下に表示されているように、その他様々な条件のもとで変化していきます。
| 敵を倒す・・・倒したパイロット＋４、その他のパイロット＋１
攻撃を受ける・・・＋１ 補給を受ける・・・−１０ 戦間に搭載する・・・−１０ 精神コマンド・・・「鼓舞」＋５、「気合」「激励」＋１０、「補給」「脱力」−１０ 味方が倒される・・・超強気のパイロット＋２、強気のパイロット＋１、弱気のパイロットー１ |